CULTは、SOUTHERN DEATH CULTも含めて普段から良く聴くバンドです。Ian Astburyに関しては、サマソニなどで何回か観ていてなじみがあるという気もする。
私がちゃんと聴いたのは"Electric"からだけど、小学校の同級生のゆうこちゃんは、中学生の頃"Love"を聴いてすでにIan Astbury信者だったのでした。
ゆうこちゃんとは原宿のホコ天に3回くらい一緒に行った。彼女のいつも持っていた缶バッグには、駅前のテント村で買ったIanのステッカーが貼ってあったっけ。
学校も離れ、付き合いのなくなったころ、Beastie BoysとSlayerのプロデューサーで"Electric"が出た。もちろん彼女のことを思い出しながら買いました。
ゆうこちゃんの愛したイアン様。MJ?(←みうらじゅん)
で、CULTはこのあと、Guns'n'Rosesなんかとの絡みもあって、80年代後期を通して結構アメリカナイズされまして、パンク系の人からは"Love"までであとは別バンドと見放され、メタル系の人からは骨の太いハードロックバンドと思われつつもジミと言われたりと、結構売れた割にはパッとしなかったイメージが強い。
サイケでゴス経由のパンク・ハードロックって今にしてみると音としてとても好きなんですが、私の場合、それもThe Doorsの意義とかが感じられるようになった今だからわかるという気もします。
あとグランジ系のサイケさってそこらへんとリンクする部分多くないでしょうか。Green RiverとかScreaming Treesとか。
そんなわけで、そういう地点からアクロバットのようなアメリカンハードロック的アプローチを経て、解散だの別プロジェクトやっただのDoorsの再結成バンドに参加しただのと、紆余曲折あったCULTの昨年度、本年度の"LOVE LIVE TOUR"行って参りました。いかいでか。
LOVE LIVE Tour 2009-2010

- Love
- The Cult
- Beggars Banquet 2009-09-15
今回は2nd"LOVE"のボックス4枚組をだしたこともあってのツアーで、この名を冠すからには勿論"LOVE"の再現ライブ。"Nirvana"からスタート!
会場はいつも音のよいスタジオコーストですが、バンドはとてもとてもよくて、音がまるでCDのようだ。でもライブ特有の、腰にゆったりと重い演奏で、ハードロック特有のセクシーさというのか。
このアルバムだと"Rain"とかハードロック移行期みたいなかんじなんですけど、そうでない"Brother Sun,Sister Moon","Black Angel"のような英国な曲でも重くてドラマチックでどっしり聴かせてくれます。でも疾走するところも重いまま疾走してくれてとてもとてもいい。ロック!ロックってすてき!
Billy Duffyも見事なまでにギターヒーローでギターが最高に美しかったです。
ドラムとリズムギターが大変うまいので、調べてみたらやはりメタル畑の人でした。ドラムはJohn Tempesta、White ZombieやTestamentにいた人だそうですが、おかず満載の華やかなドラムで、さほどメタルっぽい感じではなかった。
SEX PISTOLSをライブで観た時も思ったんですけど、ある程度バンドが大きくなってサウンドプロダクションがよくなると、根っこがパンクだろうがなんだろうが、アプローチって(ハード)ロックっぽくなるように思う。
CULTはずっとアメリカが活動の中心地ですけど、ブリティッシュな感じもずっとあって、湿っぽいけどタメすぎずベタっとしない感じ。
確かにアメリカに行ってから売れセンハードロックに行ったのもホントなんだけど、2ndの"LOVE"が起点とすれば、割に1本通ってる気もします。
多分ポジティヴパンク続けていても、時を経てこうしてライブしたらこういう音になるはずだろうと思わせるには充分の貫禄でした。ほんと
とにかく曲もぜんぶよいし、ほんともう一日くらい観たかったなぁ。
"Revolution"-"She Sells Sanctuary"の流れとか"Rain"とか。ライブ盤いっぱい出てますが、このメンバーなら一枚欲しい。というか昨日の公演発売して欲しいな。
"LOVE"はCDが出回る前のアルバムなので、全曲再現も60分で終ってしまいます。第二部は"Lil' Devil"から始まり、大作"Sweet Soul Sister"をはさんで1stの名曲"Spiritwalker"で終るという豪華ぶり。
またこの5月14日はIanの誕生日だったそうで、
ライブ中は「ぼんじょーびー!のーぼんじょび!」だの、
「レディース&ジェントルマン、ボーイズ&ガールズ、...カッターナ!(と叫んで日本刀というよりはエクスカリバーを地面から引き抜くような仕草を...)」だの、
「日本最高!これから日本人のために演奏するから外人出てけ」だのと、サービス精神満載で独特のギャグをかまし続けていたIanだったのですが、奥ゆかしいのか最後まで誕生日の件を明かしませんでした。
最後の最後の挨拶でベースの人がIanを紹介して、誕生日なんだよ!と。もっと早く言いなよ...お祝いしたいじゃん。
ちなみにBillyは12日が誕生日だったらしい。
Ianは声量はすごいのだけど、多分もう高音は出なくなっていて、サビもスタッカートで歌うしアレンジもレンジを下げて随分違う。でもいろいろ溢れ出してくるようなエモーションのある人で、それで結構充分だなと思わせちゃうところ、やはりカリスマなんでしょう。
ほんとにいいライブで幸せでした。
このイントロのギター!
Pure Cult
ということで、今日はこのライブとPVコンピのDVDを観ていたのですが、これでシングルを映像つきで並べると、やはりアレですね、アメリカナイズがあからさまですね!
そこもコミで好きです。ほんと。
このあとさらに3つくらい山谷超えてるからね!

- Pure Cult Dvd Anthology [Import]
- Beggars Banquet 2004-07-05
